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メンヘラぼっちちゃん×きくりさんのSSください! [QlXi5ED2★]

1以下、null掲示板からVIPがお送りします@アフィ転載禁止:2024/02/15(木) 06:33:49.46 ID:QlXi5ED2
お願いします!

2以下、null掲示板からVIPがお送りします@アフィ転載禁止:2024/02/15(木) 10:41:24.98 ID:8SzpTOKd
すまんの、もってないんだわ

3以下、null掲示板からVIPがお送りします@アフィ転載禁止:2024/02/15(木) 12:49:31.73 ID:smzxJtUR
「おっ……お姉さん飲みすぎですよ……」

「えー? まだ大して飲んでないよぉ?」

ここは、都内某所にあるラーメン屋。

どうやら醤油ラーメンが有名な店らしい。

私は、ラーメンが運ばれてくる前からすでに出来上がっている廣井さんを眺めながら、これから来る料理に期待を馳せていた。

本日は遅くまでギターの練習をしていた為、空腹感からいつも以上にこれからの食事が楽しみである。

廣井さんとラーメン屋巡りを始めてからもう半年になるだろうか。

元々私は廣井さんに、(半ば無理やり)居酒屋に連れ出されることが多かったが、「未成年を居酒屋に連れ回すのはやめろ」と店長さんに言われて以来、お酒が飲めるラーメン屋に連れて行かれることが増えた。

当初は別にラーメン好きという訳では無かったのだが、様々なラーメンを食した今の私は、ラーメン大好き女子……“麺ヘラ女子”となっていた。

「“特性醤油ラーメン”になります」

「おっ美味しそうじゃん!」

濃厚な醤油の香りと共に、目当てのラーメンが運ばれてきた。

透き通った黒いスープからは、薄黄色の細麺が覗かせている。
麺の上にはチャーシュー、メンマ、ネギ、味玉といった具材が乗っており、食欲をそそる見た目となっていた。

私はさっそく、レンゲでスープを掬い口元へと運んだ。

瞬間、温かさと共にコクのある味わいが舌先へ広がる。

「……おいしい」

自然と感想が口から溢れた。

ここ半年かけて、かなりのラーメン屋を訪れたと思うが、今まで食べた醤油ラーメンの中でも5指に入りそうな美味しさである。

続いて麺を味わう。

モチモチとしたコシのある麺はスープとの相性が抜群で、口の中でハーモニーを奏でている。

「めっちゃうめぇ!」

廣井さんも笑顔で麺を頬張っている。

半年間で分かったことだが、彼女は本当に楽しそうに食事を取る。
そんな彼女を見ていると、私も美味しさが何倍にも膨れ上がる気がした。

「どう? ぼっちちゃんは楽しい?」

ふと目があった廣井さんが、私に話しかけてきた。

彼女のお陰で「食事は1人よりみんなで食べたほうが美味しい」という言葉の意味を知ることが出来た。
食事の時間が楽しいと思えるようになった。
友達と、家族と、尊敬する人たちと一緒に食事に行きたいと思えるようになった。
バンドを始める前の、ぼっちな私からは想像もできないことである。

「あっ……はい。楽しいです。……とても」

「それは良かった」

そう言うと彼女は私に微笑みを向けた。
私には眩しすぎる笑顔だ。

私を変えてくれた廣井さんには感謝をしてもしきれない。

そういえば、私にここまで良くしてくれているのに、コミュ症なことを言い訳にして、まともにお礼が言えていない気がする。

少し勇気を出して今までの感謝の言葉を述べよう……!

「あっ……ありがとうございます……お陰で私は……麺ヘラになれました」

「えっメンヘラ?」

私は精一杯のお礼を言った。
言葉が足りていない気もするけど、普段から口数が少なかった私にはこれが限界であった。

でもきっと……私の気持ちは伝わってくれるはず……!

「ちょっと待って? 何メンヘラって!? 怖いんだけど!!」

4以下、null掲示板からVIPがお送りします@アフィ転載禁止:2024/02/15(木) 22:51:19.23 ID:QlXi5ED2
>>3
ありがとうございます!ありがとうございます!


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ex0ch BBS dev-r143 20240310